モノコード

monochord モノコード

monocordio  monocordo/monocordio monocordo

スペイン語   イタリア語           フランス語

 

ギリシャ語のmònos(一つの)とchordê(弦)より成ります。

 

注意; モノコードに少数のキーが付き、キーの先端に付けた金属片で弦を突き上げ音が出るようにしたものがあります。 このようなものは現代、英語ではkeyed monochordと呼び区別されています。 やがて、弦の数が増え鍵盤数が増えてもmonochordと呼んでいました。 従って、主に15世紀-16世紀ごろの文献でmonochord(あるいはこれに近いもの)がモノコードを意味するのか、クラヴィコードを意味するのか注意を要することがあります。  

 

ピタゴラスが作ったと言われるモノコード

まず、モノコードとは何かイタリア語の説明を読んでみましょう。

wikipedia(イタリア語)ではモノコードは次の様に説明されています。

(あまり、適訳ではないかもしれません。 ご了承ください。)

Il monocordo è uno strumento composto da una sola corda, tesa sopra una cassa di risonanza tra due ponticelli, e posata su un terzo ponticello intermedio che può essere spostato; così facendo si può dividere la corda a piacere e ottenere suoni di altezza (frequenza) variabile.

モノコードは共鳴胴の上に、二つのブリッジの間に張られた一本の弦を有する楽器であり、中間の可動式の第3のブリッジを有する。 これにより弦を心地よいところに分割でき、また(音の)高さを自由に変えられる。

Il termine monocordo deriva dal greco monòchordon (mònos, "unico" e chordê, "corda") e significa "strumento a corda unica", anche se di fatto alcuni monocordi sono dotati di più corde, solitamente accordate alla medesima altezza.

モノコードと言う言葉はギリシャ語のmònos(一つの)とchordê(弦)より成り、一本弦の楽器を意味する。 また、いくつかのモノコードは、同じ高さに調律されたいくつかの弦を有していた。 

Secondo Boezio questo strumento fu inventato in Grecia nel VI secolo a.C. da Pitagora (e comunque era già esistente ai suoi tempi) per studi di acustica.

ボエティウスによると、この楽器は紀元前6世紀のギリシャの哲学者ピタゴラスによって音律の勉強のために発明されたものだ。(実際ピア後ラスの時代にモノコードは存在していた。)

 

Boezioについて補足すると次のとおりである。

イタリア名 Anicio Manlio Severino Boezio

ラテン名  Anicius Manlius Severinus Boethius

日本ではボエティウスと呼ばれている。 6世紀のイタリアの哲学者でありDe Institutione musica (c. 510)によって音楽家にも知られる存在となった。 

この著作の中でmusicaを次の3つに分類していることは日本でも知られていると思う。

Musica mundana — music of the spheres/world

Musica humana — harmony of human body and spiritual harmony

Musica instrumentalis — instrumental music

この中で耳に聞こえるのはmusica instrumentalisだけであり、また、歌等の人の声によるものもこれに含まれる。

 

Intervalli e Rapporti della scala armonica pitagorica

ピタゴラスの和声音階における音程と比

Unisono 1

Seconda minore 25/24 = 1.0417

Seconda maggiore 9/8 = 1.1250

Terza minore 6/5 = 1.2000

Terza maggiore 5/4 = 1.2500

Quarta eccedente 4/3 = 1.3333

Quinta diminuita 45/32 = 1.4063

Quinta 3/2 = 1.5000

Sesta minore 8/5 = 1.6000 Sesta maggiore 5/3 = 1.1667

Settima minore 9/5 = 1.8000

Settima maggiore 15/8 = 1.8750

Ottava 2

La scala musicale costruita secondo lo schema pitagorico è basata, con rigore matematico, sull'intervallo di quinta (rappresentato dal rapporto 3/2) e di ottava (rapporto 2/1).

このピタゴラス律によって作られる音階は5度(3/2という比によって表現される)とオクターブ(2/1)という数学的厳密さを基礎としている。

Questo tipo di scala (pitagorica), costruita sugli armonici, conduce direttamente ai semitoni non coincidenti

es. al DO# diverso dal REb ecc. cosa che la scala temperata ha eliminato approssimando gli intervalli.

La scala pitagorica contiene tuttavia un inconveniente.

Ad esempio: se partendo da una qualsiasi nota si sale di 12 quinte, si dovrebbe trovare la stessa nota 7 ottave più in alto; ma se si fa lo stesso calcolo salendo di 7 ottave i due risultati non coincidono perché (3/2) alla dodicesima potenza = 129,7 mentre 2 alla settima potenza = 128.

Questo errore è detto comma pitagorico.

 

モノコードは簡単に作れるものです。

例えば次のようなものです。 2本の弦を同じ音程で張っておくと、可動ブリッジを動かして純正音程を確認することができます。

monochord モノコード

弦を2本張ったモノコードです。 弦は2つのブリッジの間に貼られています。

向かって左のブリッジは響板上に固定されています。

一方、右のブリッジは可動式であり、左右に動きます。  張力が一定の時に、弦の長さと音程の関係を調べましょう。

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このブリッジをスライドさせて音程を変えます。 弦の長さが半分になると、1オクターブ高くなります。 弦の長さが3分の2になると、音の高さはどうなるでしょう。 振動する弦の長さとの音の高さの関係を調べましょう。

 

平均律と純正音程の出会い

平均律と純正音程の出会い

縦線の左に平均律が、右が純正音程が書かれています。 週刊クラヴィコードキッズ no.18(掲載済み) に解説がございます。