virginal /virginalsヴァージナル

espineta/virginal  spinetta  epinette  

スペイン語                  イタリア語   フランス語

 四角い楽器あるいは弦が横に張られた楽器は、英語圏はヴァージナルと呼ばれ、三角形のスピネットと区別されています。 ところが、もともと小型の楽器はイタリア語ではspinettaと呼ばれ、近隣の各国においてはそれに準ずる言い方になっています。 ここではスペイン語のところにのみvirginalを併記しましたが、他の言語でも現代では virginal と呼ばれることがあります。  

ここでは英語圏に従って、弦が真横に張られた楽器はヴァージナルと呼ぶことにします。

 なお、英語では古い書物では virginals とよく書かれています。 イギリスでは単数の場合も virginals と呼ばれる時代がありました。

Virginal ヴァージナル

 チェンバロは弦が手前から奥に向かって張られていますが、ヴァージナルでは弦が横に張られています。 弦はチェンバロと同じく爪ではじきます。 この爪ではじくための小さな仕掛けをジャックと言います。 チェンバロと同様のジャックが使われています。

ヴァージナルは弦が横に張られているために、横に長い箱型となります。 また、形だけでなく、チェンバロやスピネットと根本的に異なる所が一つあります。 それは左右二つのブリッジを有し両方で弦振動が響板に伝えられる点です。 このためチェンバロやスピネットに比べて多少音域により個性を生じます。

Italian polygonal virginal

16世紀のヴァージナルで、最も基本的なものは、このような多角形なものです。 ケースは大変薄く、当時チェンバロもヴァージナルも3mmくらいの厚みであったと思われます。  従って、とても軽い楽器です。

なお、この楽器は16世紀に北イタリアで作られた、やや大型なヴァージナルを基にしています。 5角形のヴァージナルが多い中、この楽器は6角形として低音部分の響板の面積を広くしています。

なお、音域をHH~d3とし、415-440とシフトできるようにしたものもあります。

 

Portable virginal 携帯ヴァージナル 

9.8kg (スタンド含まず)

 

C,D~cの4オクターブ(C#なし) 

全長140㎝

専用キャリングケース付属 

a=415Hz

 (本当はキーボードケースに合わせてヴァージナルを作りました。)

これはオリジナルに従ったものではなく、運びやすい通奏低音用4オクターブの楽器として設計しました。

 

キーボードケースの仕様が変更になり、portable virginal no.1の鍵盤側を削って合わせました。 このため、キートップを全面張り直しとなりました。

Robson virginal

これも可搬型ヴァージナルだが少しだけ大きい。 厚手のケースで出来ているので音も少し異なる。

Large square virginal 大型四角形ヴァージナル

HH~e3

プラスチックジャック使用、全長160㎝